試運転

頂き物の自転車。
調べても詳しくは分からなかったが、
1990年代にアメリカで手作りされていた物ということは分かった。
組まれている部品の一つが1995年発売なので、
90年代後半の生産のよう。
25年もの。
モスグリーンが渋く、
いたる所に傷があり、
これまたカッコいい。
細かい部品や消耗品が揃ったので、
それらを組み、
さっと拭き掃除をして試運転に出かけた。
ヘルメットも通気性の良いものにして、
きのこ爺と化す。
津島の天王川公園に再び藤を見に行く。
盛りは過ぎ、かなり色褪せていた。
そのまま木曽川左岸まで走り、
堤防道路上を追い風に乗って帰ってきた。
久しぶりの追い風は楽で、
苦もなく30キロぐらいは出せる。
新しい(古いが)自転車、
タイヤが細いので走り始めれば軽く快適。
坂や向かい風は、
体重と車重を移動させることなので、
自転車が変わったからと言って、
脚力が要るのは変わらない。
それぞれの部品が古いのと消耗しているので、
少しずつ交換していく必要があることは分かった。
次のタイヤをかなり迷っていたが、
その迷いも解消した。
この自転車は、
長距離を走るテーマで作っていくことにした。
帰り道、光と影を見ながら走った。
途中で道を訊いた女学生。
落陽を撮っていた。
再び出会うことはないだろう。

掛け替えのない一日をお過ごしください。
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