オブラートに包む

「しろばんば」を読むと人間が書いてあると記したその日の夕方、
会いたいと思っていた人がやって来た。
ここぞとばかり、その事を話した。
人間の持つ良いと思われる面と悪いと思われる面。
いきおい、悪い面に注目してしまう。
自尊心が高く自己中心、自分勝手、棚に上げる、言い訳上手、人が気に入らない云々。
いくらでも出てくる。
それは「しろばんば」というオブラートを借りて、
自分の内にある事を吐露したかったのだと、
後になって気付く。
言わざるは腹ふくるる業。
言えばいいというものでもないが。
なんだかお高くとまっているように思える今の時代、
人間なんてその程度のものだ。
そんないいものでもない。
人間は進歩などしないのだ。

掛け替えのない一日でありますように。
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