恋のように甘く

地獄のように熱く、
恋のように甘く、
思い出のように苦く、
というのがコーヒーを淹れるこつだそう。
どこかでそれを聞いた野呂邦暢氏は随筆の最後で、
恋のように苦く、
思い出のように甘く、
ではないかと述べているが、
それは人それぞれだろう。
しかしこつと言われても、
地獄のように熱くしてコーヒーを作ることは出来るような気もするが、
地獄がどのくらい熱いかは知らない。
地獄があるかどうかもわからない。

インターネットで調べてみると、
フランスの外交官タレーランが、
「カフェ、それは悪魔のように黒く、
地獄のように熱く、
天使のように純粋で、
そして恋のように甘い」
と言ったそう。
田島珈琲店はそんなコーヒー屋なのだろうか。
わからない。
それがいいのか悪いのかもわからない。
コーヒーはわからないことばかりだ。

掛け替えのない一日でありますように。
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