フィルムを入れてください

下を向いてコーヒーを作っていると、
フラッシュの光が何回も焚かれたのがわかった。
懐かしい感じがした。
僕にレンズが向いているわけではない。
仲間同士で撮っているようだ。
フラッシュの後にモーターの音。
えっ、フイルムのカメラ?
訊ねると先日買ったばかりだと。
コンパクトカメラといえど、
現代の物に比べれば随分と大きい。
フラッシュの光はLEDではない。
シャッターが落ちる音も作り物ではない。
ぐーんとフィルムを巻き上げる音。
レジを済まされ帰られてしばらくするとまた入ってこられ、
フィルムの入れ方が分からないので、教えてもらえないかと言われる。
フィルムが一本1800円の値段にびっくりしたが、
フィルムの箱を開けたり、
入れ物やフィルムを触ったのは、
20年以上前のことだと勘定した。
フィルムを入れ無事に巻き上げられたあと、
お礼に一枚と、
コーヒーを作っているところを撮ってくださった。
若いお客様だったが、
僕にはとても懐かしいものだった。
でも彼女らにとっては新しいものなのだ。
楽しいひとときをありがとうございました。

3月いっぱい、
昼の定食を休みます。
その他、お出し出来ないメニューもあります。
勝手を申しますが、
ご了承をお願い致します。

掛け替えのない一日でありますように。
珈琲豆の通信販売はこちらからお願い致します。

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