涼を求める

渋団扇と両透かしの岐阜団扇。
店の方々に置いた。
渋団扇は業務用であるので、
豊かな風が起きる。
柿渋の塗り方で固さも変わり、
それによって風の硬さも変わる。
素朴さもあり、僕は気に入っている。
一方岐阜団扇は漆塗り(現在はカシュー塗り)で、
団扇の実用とともに美術品でもあると感じる。
一年をかけて作られるその工程を、
その時々で見てきたので、
その手間暇をかけたこの団扇を大切にしている。
渋団扇は道具として使ってやる。
岐阜団扇は水団扇同様に愛でてやる。
僕はそんなふうに思っている。
何れにしても涼を取るもの。
どうか大切に、
そして使って涼を楽しんでください。

掛け替えのない一日でありますように。
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