父の実家にも母の実家にも、
建て替える前の家には竈(くど)があった。
土間は焚き物の煤で真っ黒。
僕が子供の頃には竈は使われずガスコンロを使っていた。
年の暮れ、
正月の餅を搗く時にだけ竈に火が入った。
もうもうと湯気をたて蒸籠で蒸される餅米。
みんなで何臼も餅を搗く。
搗きたてを大根おろしや小豆、きな粉で食べたりするのが楽しかった。
楽しみの少ない田舎での暮らし。
遠くになってしまったと、
それぞれの家の風習を自慢しながらお客様と話す。
掛け替えのない一日でありますように。
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