カエル救助隊

雨が上がり西風が気持ちのいい朝。

店の前の鉢植えから、

人影に驚いてアマガエルが飛び出してくる。

コンクリートは水分を吸ってしまうので、

これからの暑い季節はカエルが貼り付いてしまう。

今朝も追いかけて鉢植えに戻してやる。

可愛がっているのだから、

そろそろ顔を覚えて寄ってきてほしい。

救助隊は隊と名付けているものの、

隊員は私一人である。

隊長にして小間使い。

何にしても立場は変わらないのである。

掛け替えのない一日でありますように。

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