子供の頃、
腹減ったというと、
「なすびでも食べやあ」
と言われて食べた。
それは畑で採れた茄子であり、
トマトであり、地芋(里芋のかじるぬかつぎ)であった。
店で副店長に言うと、
茄子と梅干しが出てきた。
茄子と梅干しを交互にかじる。
美味い。
あいにく店には昔ながらの塩の結晶が噴いた梅干しがなく、
妹が送ってきた甘みのある梅干ししかなかったが、
それでも美味い。
父親が生の茄子を薄くスライスして、
生姜醤油で食べるのが好きだったが、
それも美味い。
食卓の上のざるには、
茄子、トマト、地芋であり、
いちじく、枝豆、蒸し芋などであった。
普通でない暑さの日々、
掛け替えのない一日でありますように。
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