猪木氏の思い出

子供の頃はプロレスが大好きだった。
当然のことながら、
アントニオ猪木が好きだった。
でも中学高校とプロレスを観なくなった。
学生時代、アルバイトでプロレスのテレビ中継に行った。
若手が体育館にリングを設営するところを、
中継の設営をしながら見た。
リングの設営が終わると若手のトレーニングが始まった。
山本小鉄氏が竹刀を持ちリングに立ち、
体育館を走る若手に檄を飛ばす。
そうこうしていると、
藤波辰爾氏、坂口征二氏、
そしてアントニオ猪木氏が現れた。
僕のすぐ脇を通り過ぎてリングに上がった。
大きくて筋肉質かと思ったら、
みんな太っていた。
毎日の興行のことを思えば当然か。
悪役はアブローラ ザ ブッチャーだった。
実況は、テレビ朝日時代の古舘伊知郎氏。
例によっての場外乱闘で、
カメラや足場を守らなくてはならず、
試合など観ていられなかった。
祭りの後の体育館で撤収をして、
へとへとで深夜に局に戻った。
これがアントニオ猪木氏の思い出。

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