母と

義母と二人で電車に乗って、

一宮の名鉄百貨店へ。

以前から二人で電車に乗って、

ご飯を食べに行きたいと思っていた。

百貨店内にある食堂のなかでは、

田楽と天ぷらがいいと言うので店に入った。

量が多く、二人でふーふー言って食べた。

甘いものを買い、

店で着る冬用のエプロンを買い、

電車の一番前に乗せて帰ってきた。

疲れてこたつでうたた寝をして、

歩きすぎたためか、攣ってしまい、

そこへ毎週お願いしているマッサージの先生が来て下さり、

事なきを得た。

その夜、風呂で思い出す。

自分の母親と二人でご飯を食べたのは、

もう三十年以上前、

用があり二人で車で出かけた帰り道だった。

田舎の中華屋でラーメンと餃子を食べた。

父とは二十年以上前、

妹の嫁ぎ先へ行った帰り道の、

チェーン店の蕎麦屋だった。

また義母と二人で出かけたいと思う。

掛け替えのない一日でありますように。

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