息子と娘が小学校へ上がるか上がらないころか、
それとも小学生になっていただろうか、
三人で電車に乗って出掛けた覚えがある。
滋賀県の何処かへ、
何かをしに行くのか覚えがないが、
三人で出掛けた。
思いつきで電車で出掛けたのだろう。
調べもせずに行ったので、
関ヶ原まで来たはいいが、
乗り継ぎがうまくいかなかった。
子供たちが待っていられないほどの長い待ち時間。
夏の暑い日。
ホームで聞こえくるのは蝉の声。
缶ジュースを買って、
折り返しの冷房の効いた電車に乗って帰ってきた。
自転車でやって来て、
ベンチでお茶を飲んで休んで駅を見ていると、
突然記憶が蘇ってきた。
自転車に乗って遠くまで来たが、
自分自身も遠くまでやって来た。
掛け替えのない一日でありますように。
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