86年8月

沢木耕太郎氏の深夜特急第一便。
奥付けを見ると、
86年8月五刷となっている。
就職した年。
この本を読んで大きく心を動かされたが、
旅に出なかったのは、
仕事に就いたからだろうか。
第二便は86年10月七刷。
第一便と第二便の二冊を本屋で見つけ、
86年10月以降に二冊を買って読んだということだろうか。
第三便は92年10月。
初版で買ったこの時、
もう子供がいた。
旅に出なかったのは、
家族がいたからだろうか。
以降も何度も読み返した。
あてのない旅に出なかったのは何故だろうか。
一歩踏み出すのが怖かったのか。
怖かったのだ。
未知の世界が怖かったのだ。
生きていること自体が、
未知の旅であることに気付かずに。

掛け替えのない未知の旅に出掛けようではないか。
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