釜を回しながら

四十年前、
就職することが現実的ではなく、
いわゆる就職活動をしないでいた。
現実逃避。
教師になりたくて大学へ行かせてもらったが、
高校時代の先生が持ってきた家庭教師のアルバイトで、
自分は教師になる器がないと、
小学生の子に教え?ながら、
僕がその子に教えてもらった。
早朝、豆を焼きながら、
内定をもらってきた同級生を横目に、
宙ぶらりんだった大学四年生の春は、
ちょうど四十年前のことだったと唐突に思い出した。
学校という場所は好きだけど、
教師にならずによかったと思う。

掛け替えのない一日でありますように。
珈琲豆のみのご来店も大歓迎です。

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